コンサルティングの歴史CONSULTING HISTORY

CHAPTER 05 — KAIZEN

1940年代以降 約2分で読む

知識は、現場で働く人のなかにもある。

同じ20世紀、日本では能率・品質・生産性を軸とする実践が展開した。外部の助言と、組織自身による改善を重ねて見る。

1942年
日本能率協会が設立
1950 / 1951年
デミング来日/デミング賞創設
1955年
日本生産性本部が設立

品質を、組織全体の課題に

日本能率協会は1942年に設立され、生産や経営の改善に取り組んだ。1950年には日本科学技術連盟の招きでW・エドワーズ・デミングが来日し、統計的品質管理を伝えた。1951年に創設されたデミング賞は、その活動に由来する。

生産性の成果は、誰のものか

1955年に始まる日本の生産性運動は、雇用の維持・拡大、労使の協力と協議、成果の公正な分配を三原則とした。生産性向上を、技術だけでなく人や組織の関係から考える視点がある。

改善を日常の活動にする

トヨタ生産方式は「自働化」と「ジャスト・イン・タイム」を二本柱とし、日々の改善を重視する。問題を発見し、試し、確かめる活動を現場に組み込む点に注目できる。これはコンサルティング会社の歴史そのものではなく、企業の学習を支える関連する実践の歴史である。

単純な東西比較にしない

外部専門家と現場の知識は対立するものではない。品質管理は国境を越えて発展しており、欧米にも参加型の改善があり、日本にも外部専門家による支援がある。ここでは地域の優劣ではなく、知識が生まれる場所の違いに目を向けたい。

A QUESTION TO TAKE WITH YOU

改善を支援する人が去ったあとも、その組織は自分たちで改善を続けられるだろうか。

この章の参考文献

史実の根拠と、本サイトによる解釈・問いを区別して記述しています。企業・団体の自社史は、その主体の視点を含みます。

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