CHAPTER 02 — MEASUREMENT
19世紀末–1910年代 約2分で読む
経験のなかにあった仕事を、測れるものに。
大規模な工場の登場は、仕事の時間・手順・費用を観察し、比較する必要を生んだ。外部専門家の知識が企業経営と結びついていく。
- 1886年
- Arthur D. Littleの創業
- 1911年
- テイラー『科学的管理法の原理』
- 提供する価値
- 科学・技術の専門知識と作業の分析
仕事を分解し、観察する
フレデリック・W・テイラーは、作業を要素に分け、時間研究を通して標準的な方法を定めようとした。1911年の著作は、作業の研究だけでなく、人の選抜・育成や管理者と労働者の協力も論じている。測定を経営に持ち込む試みだった。
出発点は戦略だけではなかった
1886年に創業したArthur D. Littleは、化学や技術の研究を企業課題に結びつけた。初期のコンサルティングを理解するには、工学・科学・会計などの専門職にも目を向ける必要がある。「最初のコンサルティング会社」という評価は、何をコンサルティングと定義するかによって変わる。
測ることで、何を見失うか
標準化は比較と改善を可能にする。一方、測りやすい作業量だけを重視すると、仕事の質や働く人の裁量を捉え損なうこともある。効率のための指標と、仕事本来の目的を区別することは、現代にも残る論点である。
A QUESTION TO TAKE WITH YOU
その指標が改善したとき、本当に仕事はよくなったと言えるだろうか。
この章の参考文献
- 一次資料・1911The Principles of Scientific Management Frederick W. Taylor
- 企業による自社史History Timeline Arthur D. Little
史実の根拠と、本サイトによる解釈・問いを区別して記述しています。企業・団体の自社史は、その主体の視点を含みます。