コンサルティングの歴史CONSULTING HISTORY

CHAPTER 07 — KNOWLEDGE

1990年代以降 約2分で読む

知識は、渡すだけでなく、共につくられる。

組織を知識の受け手としてだけでなく、知識を創造する主体として見る。助言する仕事の役割も、そこから捉え直せる。

1994年
野中郁次郎の組織的知識創造論
暗黙知
経験や実践に根ざし、言語化しにくい知
形式知
文書・数式などで明示できる知

経験と、共有できる知識のあいだ

野中郁次郎は1994年の論文で、暗黙知と形式知の相互作用から組織の知識創造を説明した。共同化・表出化・連結化・内面化という四つの変換を通して、個人と組織の知識が関わり合うと捉える。

すべてを文章にすればよいのか

熟練者が感じる違和感や、人との関係から生まれる判断は、記録するだけで完全に移せるとは限らない。実際に共に働くこと、試すこと、対話することにも意味がある。知識の共有を、単なる資料の蓄積として捉えない視点が得られる。

支援者の役割を考える

外から知識を持ち込む役割に加え、組織のなかにある経験を引き出し、共有と実践を助ける役割が考えられる。これは理論をコンサルティングの仕事に引き寄せた解釈であり、特定の支援モデルの有効性を直接証明するものではない。

A QUESTION TO TAKE WITH YOU

その組織の大切な知識は、文書にあるだろうか。人や関係性のなかにあるだろうか。

この章の参考文献

史実の根拠と、本サイトによる解釈・問いを区別して記述しています。企業・団体の自社史は、その主体の視点を含みます。

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